目に見えないエネルギー

ダイナミックな作用、ダイナミックなエネルギーとは何か。私たちは、例えば次のような現象を観察する。

 

隠された見えない力によって地球は、月を28日と数時間で回転させる。他方、月は周期的に一定の時間で北海を満潮にし、同じ時間内で再び干潮にする(この際、満月と新月のときに生じる多少の誤差は度外視する)。

 

私たちはこういう現象を見て驚く。なぜなら私たちの感覚では、そうした現象がどのような仕方で起きているのかを観察することができないからである。

 

この現象が生じたのは、明らかに物質的な道具によるものでもなく、人間のように働く機械装置によるものでもない。私たちの周りにはまだ、ある物質が別の物質に働きかけた結果として起きた出来事をたくさん見ることができる。

 

けれどもそこに、感覚的に観察しうる因果関係を認めることはできないであろう。

 

こういう場合、教育を受けた人だけは、比較や抽象化する訓練を受けているので、一種の超感覚的に考えられたものを思い描くことができる。こうして超感覚的に考えられたものであれば、そのような概念を把握するとき、自分の思考に置いて、物質的なものや機械的なものを全て概念から排除しておくことが十分にできる。

 

教育を受けた人は、そのような作用を、ダイナミックな作用、潜在的な作用と呼んだ。それはすなわち、あるものから別のものへと、無条件に働きかけるエネルギーであり、作用である。

 

たとえば、健康な人間に対して病気を生み出すように働きかけるダイナミックな作用がそうである。

 

同じく、人間を再び健康にさせるために、レメディーが生命原理に働きかけるダイナミックなエネルギーもまたそうである。こうした作用の仕方こそ、感染に他ならず、まったくもって物質的でもなく機械的でもない。たとえば棒磁石の磁力のようなものである。

 

棒磁石は、近くにある鉄や鋼の破片を強力に引き付けるからである。鉄の破片が棒磁石の端(極)にくっつくのを見ることがでくる。だが、どのように起きているのかを見ることはできない。

 

こうした目に見えない磁力は、鉄を自分に引き付けるために、機械的な(物質的な)助けとなるものを必要としない。留め金や梃子は必要ない。したがって、非物質的な目に見えない、精神のような、純粋で固有なエネルギーによって、鉄の破片や鋼の針に働きかけて引き付ける。

 

すなわち、ダイナミックに作用しているのである。さらに鋼の針も、同じように目に見えない仕方で(ダイナミックに)磁力を伝える。磁石が針に触れずに少し離れていても、鋼の針そのものが磁石となり、同じ磁力の特性が別の鋼の針に(ダイナミックに)感染する。

 

この特性は、あらかじめ棒磁石からの感染で伝わったものである。天然痘や麻疹がうつった子どもについても同じことがいえる。この病気にかかった子どもは、近くに健康な子どもがいると、接触していなくても、その子どもに天然痘あるいは麻疹を、目に見えない仕方で(ダイナミックに)伝えるからである。

 

つまり、離れていても感染する。しかし物質的なものが、すでに感染していた子どもから、これから感染する子どもに伝わったのではない。伝わる可能性もない。

 

このことは、棒磁石の端の極から、何か物質的なものが、近くにあった鋼の針に伝わったのではないのと同様である。棒磁石が近くの針に磁力の特性を伝えたのと同じく、まったく特殊な仕方で働き、精神のように作用する力が、近くの子どもに同じ天然痘あるいは麻疹の病気を伝えたのである。

 

生きている人間に対してレメディーが働きかける作用についても同じように判断することができる。

 

自然物質は、私たちにレメディーとして示されているけれども、そのどれもが特殊で固有なエネルギーをもっている場合にかぎってはじめて、レメディーと呼べるものなのである。

 

そのエネルギーとは、生命を管理する精神的な生命原理に対してダイナミックに精神のように働きかける作用によって(生きている受容線維<神経のこと>を介して)、人間の健康状態を変えることができるエネルギーのことである。

 

 

 

サミュエル・ハーネマン著 

医術のオルガノン第六版より抜粋

 

 

 

 

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